猫にとって、トイレの形状と猫砂はとても重要です。
飼い主がどんなに良いと思っても、猫自身がトイレを気に入らなければ使ってくれません。
でも、猫トイレって種類が沢山あるし、最初はどんな猫トイレを買えばいいか迷うんですよね。
折角買ったのに、使ってくれなかったらどうしよう…?
何から試せば良いんだろう?
トイレが嫌で粗相されても困るし…。
そんな不安を解消するために、猫のトイレについてまとめてみましたので、参考にしてみてください。
Contents
猫トイレを選ぶ時に気を付けること
猫はトイレに対する拘りが強いので、気に入らない場合は使わない、という問題が時々起きます。
ツイッター等のSNSでも、新しいトイレを猫が使ってくれないという投稿を見た事があります。
飼い主にとって、掃除のしやすさや臭い対策なども重要なのは分かるのですが、一番は猫の好みを優先する。
これが大切です。
猫トイレにはどんな種類があるの?
まず最初に、決めておいた方が良いことがあります。
・すのこタイプ(システムトイレ)を使うか?
・通常タイプのトイレを使うか?
という事です。
何故かと言うと、猫はとても綺麗好きな動物だからです。
飼い主のあなたが殆ど家にいる生活で、猫がトイレを使ったらすぐに掃除できる環境なら、すのこタイプじゃない通常タイプでも良いと思います。
ですが、日中に猫がお留守番する場合、すぐに掃除が出来ないですよね。
留守番が長い場合にトイレを可能な限り綺麗に保とうと思ったら、すのこタイプの方が清潔に保てるのでオススメなんです。
更に言うと、すのこタイプと通常タイプの中にも、屋根無しのオープンタイプ、屋根有りのドームタイプがあり、細かく分類されて行くんですね。
なので、まず【すのこ】か【通常】かを頭に入れながら、詳しく見て行きましょう!
猫トイレの種類①:標準的なオープンタイプ
猫トイレの中でも、一番オーソドックスなトイレです。
古くから親しまれているものですね。
近年は、オープンタイプでも壁が高いものが多く、以前より砂の飛び散りに対して考えられているものが多いです。
ケージに入れられるように小型のものもあります。
標準的なオープンタイプのメリット
- 猫がトイレに入りやすい
- 糞尿を確認しやすい
- 猫砂を交換しやすい
- 猫トイレの掃除がしやすい
標準的なオープンタイプのデメリット
- 猫砂が飛び散りやすい
- 糞尿の臭いがする
猫トイレの種類②:ハーフカバータイプ
こちらもオープンタイプのトイレになります。
ハーフカバーが付いている分だけ壁に高さがあるので、標準的なオープンタイプよりは砂の飛び散りが抑えられます。
本当に砂の飛び散りを防ぎたい場合は、屋根が付いているドーム型タイプのトイレの方がおすすめです。
ハーフカバータイプのメリット
- 壁に高さがあるので砂が飛び散りにくい
- 糞尿を確認しやすい
ハーフカバータイプのデメリット
- カバー(取り外し可能なものもある)があって少し掃除しずらい
猫トイレの種類③:ドームタイプ(屋根付きタイプ)
屋根付きのドーム型タイプは、今かなり使っている方も多いかと思います。
まず猫砂が飛び散らない事と、屋根付きなのでオープンタイプよりも糞尿の臭いを押さえられます。
ここ最近では、ドーム型ですのこ式の2層になっているシステムトイレが人気です。
うちで使っているトイレもそれですよ。
屋根部分(カバー)を取り外しできない物もあるのですが、今は外せるものも多いですね。
ドームタイプのメリット
- 猫砂の飛び散りを防ぐことができる
- 多少糞尿の臭いを抑えられる
- トイレ周りに落ちる砂粒をかなり減らせる
- すのこ式の2層の場合、尿が下のシートに吸収される仕組みのため清潔
ドームタイプのデメリット
- 使っている砂が鉱物系だと、中で舞いやすい
猫トイレの種類④:上から出入りするタイプ
最近増えてきている上から入って使うタイプのトイレ。
入り口が上にあるので、足腰の弱い老猫や、高くジャンプできないような子ねこには不向きです。
我が家では試したことが無いのですが(使ってくれない気がしている。汗)、好き嫌いはトイレの形状の中でも凄く分かれるんじゃないかなと思っています。
友人の家の話なのですが、使ってくれない子を3匹知っています。
私の場合はそれも踏み切れない理由です…。
初めから上から入るタイプのトイレを使用している場合は慣れるでしょうし、問題ないかと思います。
上から出入りするタイプのメリット
- 猫砂が飛び散らない
- トイレに見えないデザインもある
上から出入りするタイプのデメリット
- サイズが大きいものが多い
- 足腰の弱い老猫、子猫には不向き
- 入り口付近でウンチすると高確率で踏む
猫トイレの種類⑤:全自動トイレ
全自動トイレは、ちょっと…いや、通常のトイレと比べると、かなりお高いです。
ですが、色んなレビューを見ると『買って良かった』という意見が殆どです。
汚れた猫砂を自動で下のトレーに落としてくれるのですから、汚れているトイレが絶対に嫌!という神経質な猫には最高でしょう。
そして飼い主側も、掃除が楽です。
私自身も興味はあるのですが、若干の不安があるので購入まで踏み切れていません。
何が不安かと言うと、飼っている2匹の猫、どちらもきちんと糞尿しているのか?を見分けることが出来ないかも…という部分です。
うちは2匹に排泄する時の特徴があるので、尿の位置を見て「あ、長女猫のおしっこだな」とか、9割くらい見分けられます。
全自動にしてしまうと、それが分からなくなりそうなので、私は今のところ様子見しています。
そういった心配が要らないのであれば、かなりオススメしたいトイレです。
猫が排泄した時、飼い主が家にいなくても常に綺麗な状態を保てますからね。
全自動トイレのメリット
- 掃除の頻度が少ない
- 飼い主が家にいない時でもトイレを清潔に保てる
全自動トイレのデメリット
- 価格が高い
- 大きいため、場所を取る
猫トイレの種類⑥:子ねこ用トイレ
大人猫用のトイレは、高さがあったりして子ねこが使いにくいことがあるので、子ねこ用のトイレもあります。
ステップを使うなどで成猫用の通常のトイレも使えますが、子ねこ用のスタートキットなどもあるんですよ。
子ねこの体のサイズに合わせて作られているため、トイレ自体が小さめで軽く、高さもないので、使いやすい仕様になっています。
子ねこ用トイレのメリット
- 子ねこに特化した作りなので、子ねこが使いやすい
- サイズが小さいので場所を取らない
子ねこ用トイレのデメリット
- 軽いためひっくり返してしまう事がある
- 成猫にはサイズが小さく、大きくなったら使えなくなる事もある
猫トイレの種類【番外編】:ポータブルトイレ
こちらは普段使いするトイレでは無いですし、それほど種類も出番も多くありません。
ですが、ポータブルトイレ…とても大事です。
地震や豪雨など、近年では天災がない年は無いのでは?と思うくらい多いですよね。
いざという時に欠かせないアイテムかと思います。
我が家も、避難用の荷物に猫用のケージとポータブルトイレ、用意しています。
【実録】我が家で使っている猫トイレについて
猫のトイレについては、飼っている猫の性格によりますが、通常『頭数+1個』が適切、最低限と言われています。
今現在、我が家には猫2匹に対して猫トイレが4つあり、リビングに2つと、寝室に2つ、それぞれ設置しています。
トイレの種類は、リビングの2つと寝室の1つ(計3つ)が、ドーム型タイプのすのこ式二層トイレです。
もう1つは、ケージの中に設置しているハーフカバータイプのすのこ式二層トイレですね。
写真載せたので書きますが、
- アイリスオーヤマの楽ちん猫トイレ
- リッチェル コロル すのこ付
これです。
その中で一番使われるのは、ケージ内のリッチェルのトイレです。
少し前までは、子ねこの時から使っている100均で買った小さめのプラスチック容器をケージ内のトイレにしていました。
なのですが、次女猫がウンチをよくはみ出してしてしまうようになったので、大き目の普通のトイレを買ったんです。
そうしたら、何故か長女猫もケージ内のトイレをよく使うようになりました。
猫砂は全てのトイレで同じものを使っているので、完全にトイレ自体を気に入ったんだと思います。
恐らく、他のトイレよりも少し幅があって大きいからです。
何故システムトイレを選んだのか?
私がシステムトイレを選んだ一番の理由は、トイレを出来るだけ清潔にしてあげたかったからです。
私は一人暮らしで、平日は仕事で家にいません。
猫たちの留守番時間は、平均10時間~14時間になります。長いですよね。
なので、留守番中に猫がウンチやおしっこをしても、なるべく不快にならないように環境を整えたかったんです。
我が家で使っているのはシステムトイレなので、下のシートに尿が落ち、上の猫砂は水分が掛かるとパラパラに細かくなります。
細かくなったトイレ砂は、かき回して下のシートに落とすのですが、猫たちの足が着く場所におしっこが溜まりっぱなしになる事もありません。
ドームタイプで糞尿の臭いも多少抑えられていますし、掃除自体、楽ですしシステムトイレにして良かったと思っています。
猫トイレの種類解説と失敗しない選び方まとめ
さて、猫トイレの種類と、選び方について書いてきました。
トイレの種類によって、飼い主さん自身のメリットデメリットがあったでしょうし、猫自身のメリットデメリットがあったかと思います。
選ぶ一番のポイントは、猫の性格を理解しつつ、トイレを清潔に保てるように、考えることです。
そして最後に、自分自身のお世話がなるべく楽になるように(笑)トイレを選んでみてください。