我が家で4年ぶりに猫砂のテストをしました。
今回私がテスト用に購入したのは、アイリスオーヤマのシリカゲルの猫砂3.6ℓです。
色々と口コミや評判を聞きますが、結果として、我が家の猫は2匹ともシリカゲルの砂は使いませんでした。
とは言え、シリカゲルにも色々種類がありますし、シリカゲルの猫砂を好む猫もいますので、淡々と事実と感想を書こうと思っています。
シリカゲルの猫砂を否定したり批判したりするのが目的の記事では無いので…^^;
今回の記事では、シリカゲルの性質や特徴に触れながら、実際の写真を載せつつ解説します。
猫砂選びの参考にしてみてください。
Contents
猫砂のシリカゲルって何?その特徴と性質について
別の猫砂まとめ記事でも触れたのですが、シリカゲルというのは、お菓子の袋に入っている乾燥剤の中身です。
食品添加物にも使用される天然の成分(土の中のケイ素)より作られています。
アイリスオーヤマのシリカゲルの猫砂は、主成分は【シリカゲル】【活性炭】【抗菌剤】です。
また、性質は下記の通りで
- シリカゲルにあいているミクロの穴におしっこが吸収される
- シリカゲルの穴が臭い成分をキャッチする
- 水分は乾燥しながら徐々に外へ放出される
猫砂の中でも、水分やにおいの吸収力が強いのが特徴の砂です。
商品によって形状や色は異なりますが、テストに使ったシリカゲルの猫砂は、白、黒、青の3種類の粒があり、それぞれに役割があります。
- 白粒:シリカゲルで臭いを取る
- 黒粒:活性炭配合でさらに強力に臭いを取る
- 青粒:抗菌剤配合でいつも清潔
シリカゲルはどんな猫トイレに使えるのか
先に結論を言うと、シリカゲルの猫砂は、すのこタイプのシステムトイレで使うための猫砂です。
すのこタイプ以外でも使えますが、基本的に猫砂の袋にもすのこタイプのトイレが勧められています。
シリカゲルで全てのおしっこを吸い切れないことがあるので、スノコ下のシートで受け取るようにするのが良いですね。
使ってみた使用感で言うと、すのこタイプのシステムトイレに使用するのは良いのですが、蓋つきのドーム型猫トイレには不向きだと思います。
何故かと言うと、粉塵がかなり舞うからです。
初めてシリカゲルの砂を入れた時に、しばらく猫トイレの中が霧がかったように白くなったんです。
粉塵がトイレに籠りそうですし、うちでのテスト中は蓋を取っていました。
シリカゲルの猫砂の交換頻度は?
シリカゲルのだと、猫砂の交換の目安は、継ぎ足しなしで約1ヶ月です。
- 成猫1匹:約25日~30日
- 成猫2匹:約10日~15日
- 成猫3匹:約5日~10日
飼育頭数が多い場合はトイレを使用する頻度が高くなるので、1ヵ月経たなくても交換する必要が出てきます。
感覚的なトイレ砂の交換目安は『臭いが気になってきたら』です。
シリカゲルの猫砂の捨て方は?
排水管を詰まらせる原因になるので、水洗トイレに流すのはやめましょう。
基本は燃えるゴミですが、住んでいる地域によって違うこともあるので、自治体に問い合わせると確実です。
愛猫がシリカゲルの猫砂を食べた場合の対処法
うちに『おから』の猫砂を口に入れる猫がいるのですが、シリカゲルを食べる子がいるようです。
万が一飲み込んでしまっても吸収されずに出てくるので、命に係るような事にはならないのですが、必ず病院に行くか獣医師さんに相談しましょう。
特に大量に飲み込んでしまった場合は、腸など内臓を傷付けてしまうことがあるそうなので、放っておくことはしないで下さいね。
愛猫や自分自身に合わないかも?シリカゲルの注意事項
シリカゲルの猫砂を使用する上で、喘息の人や気管支が弱い人は少し注意が必要かと思います。
猫砂の袋にも下記のような注意書きがあります。
『密閉した部屋で使用すると粉塵が舞いやすいため、大量に、または長時間吸入すると呼吸器官に傷害を起こす恐れがあります』
使用してみたから言えることですが、粉塵が舞うのは本当です。
しかも、私でも砂交換の時にちょっと咳き込むくらいの粉塵です。
ドーム型のトイレ空間の空気が、白く濁るくらいだと思って下さい。
シリカゲルの猫砂について、粉塵が舞うという口コミをネットでいくつか見かけましたが、これか~!という感じでした。
また、猫自身がイタズラをしたり、頻繁に口に入れたり、アレルギー等の症状が出た場合には、使用を中止しましょう。
【写真付き】シリカゲルの猫砂を試したレポート!
我が家では、約3週間、シリカゲルの猫砂を試してみました。
うちで使っているトイレは、アイリスオーヤマのドーム型のスノコ式システムトイレです。
結果としては、うちの猫達はシリカゲルの入ったトイレを1度も使うことなく、撃沈しました…。
最初の1週間は、急にトイレ砂を変えても使わないだろうなと思って、普段使っている砂を少し混ぜて様子見しました。
1度だけトイレの中を覗き込んで臭いを嗅ぎましたが、それっきり。
2週目から、今使っている木系の砂を8割、シリカゲルを2割の量にして3週間経つまで様子見しても使わなかったです。
シリカゲルの猫砂は除湿に優れているので、洗って干して別の事に再利用できるようですが、残念ながら木の猫砂とも混ぜてしまっていましたし、処分することにしました。
使った中で気になった事があるので、そこも下記で体験談として書いていきます。
気になった点①結構な量の粉塵が舞う
シリカゲルの猫砂を使ってみて気になったのが、粉塵でした。
砂を初めて入れた時、私自身が咳き込むくらいでしたし、少し離れた場所にいた猫がクシャミするくらい白い粉が舞いました。
ドーム型のトイレで使用するつもりだったのですが、粉塵が籠ってトイレの中の空気が白くなっているのを見て、即座に蓋を外したほど。
ネットでもシリカゲルの猫砂は粉塵が気になるという書き込みを見かけますが、自分で想定していたよりも舞ったので「えぇ…(汗)」と思ったのが正直な感想です。
気になった点②触ると白い粉が付く。猫が舐めても健康に害はないの?
粉塵と同じような事なのですが、シリカゲルの砂は、触ると手が白くなるのが気になりました。
他の商品もそうなのかは分かりませんが、少なくともアイリスオーヤマさんのシリカゲルの猫砂は粉が普通に付着するんですよね…。
当然、トイレに入った猫も砂を踏むので、手足に粉が付くはずです。
猫が手足をグルーミングするのは普通の事ですし、トイレに行く度に舐めるだろうなと思いました。
口に入れても少量なら健康に害はないそうですが、基本的に食べ物ではないものが日々口の中に入ってしまうという状態になるのは嫌だなと感じます。
まぁ、そもそも我が家は猫達がシリカゲルの砂は使わなかったし、今後使用することは無いと思っています。
まとめ:シリカゲルは臭いと湿気の吸収力が抜群だが粉塵が気になる
ここまでで書いてきた通り、シリカゲルの猫砂は、【臭い】の吸収に非常に優れています。
猫のおしっこ、うんちはとても臭いですし、ニオイが気になる人には良い猫砂だと思います。
ですが、粉塵が舞うのと、シリカゲルに触れると白い粉が付いてしまうので、心配な方はテストしてから使うのがオススメ(お金掛かっちゃいますけどね)。
今回初めてシリカゲルの猫砂を試してみて、色んな猫砂があるんだな~と私自身も改めて勉強になりました!
実際に使ってみないと、粉塵のことや粉が付く事も想像しか出来なかったので、試して良かったです。
これから猫のトイレ砂を選ぶ人の参考になれば嬉しいです。