悲しい事に、猫を飼ったことを後悔する人が少なからずいます。
後悔の理由は様々あると思いますが、私がネット上で見聞きする物は、人間側に原因があるのでは…?と思う物も多いです。
猫を迎えることを考えている人は、是非とも目を通していただけると嬉しいです。
その上で「これなら私は大丈夫だ」と一度納得してから迎えて欲しい。そう思います。
猫を迎えて後悔した人は、何に後悔するのだろう?
後悔はしてないけど、こういう所が嫌だ、困る、という意見を含めて6つに絞って紹介しますね。
Contents
想定外!猫を飼って後悔したこと
- 指定場所以外での爪とぎ:家がボロボロ
- よく吐く:掃除が大変
- 粗相が直らない:布団類が被害にあう
- 飼ってすぐに病気になった:医療費が高額
- 夜泣き:集合住宅だと騒音になる
- 猫が夜中に走り回る:快眠できない、床が傷つく
後悔した理由に挙げられやすいものをリストアップしてみました。
リストの1~5は、成猫も子猫も関係ない理由ですね。
6については子猫の時期に多いですが、多頭飼いの場合には成猫になっても走り回る事があります(笑)
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
後悔した理由1:どこでも爪とぎする
爪とぎを置いていても、『壁』『柱』『ソファー』『カーペット』などで爪とぎをする子は多いです。
爪とぎでしか研がない猫もいますが、そっちの方が少ないと思います。
そのため、
- 家を傷付けられたくない
- 家具に拘りがあって大事にしたい
と思う人は、猫を飼わない事をオススメしますね。
飼った後で、猫が可愛くて家や家具がどうでも良くなる人もいるかもしれません。
でも100%保証できないので、どちらも不幸になる選択肢は避けたいですよね。
後悔した理由2:よく吐く
猫は、綺麗好きで毛づくろいを多くするので、自らの毛を飲み込んでしまいます。
そのため、消化されずに毛玉として吐き出す事があります。
毛玉じゃなくても、食べたフードを吐く事もありますよ。
猫が吐く頻度は個体差が大きいので、飼ってみないと分からない、という博打のような所が問題ですね。
当然ながら、吐く場所は色々です。
キャットタワーの上から滝のように吐いたり、カーペットの上で吐いたり、パニックになって走りながら吐いたり(うちの猫がコレです)。
色々でしょう?(笑)
吐きやすい子かどうかは、飼ってみないと分かりません。
もし猫の年齢に拘りが無い場合は、成猫の保護猫を迎えるという選択肢もありますよ。
一時預かり先の方が猫の性格や癖を把握されている事が多いので、安心してお迎え出来ます。
後悔した理由3:粗相が直らない
別の記事で、粗相には理由がある、と書いたのですが、原因が分からない粗相もあります。
環境を変えても何をしてもトイレを使わない、という子もいます。
また、普段はトイレを使うのに、思い出したように、こたつ布団や羽毛布団などにする、という子もいるんですよね。
私の友人の家にも、8歳の猫ですが、時々粗相する子がいますね。
粗相されて処分した布団は数知れず…。
粗相されたー!って夜中に布団を洗濯することも珍しくありません。
ただ、彼女はその猫を溺愛しています(笑)
猫のおしっこは臭いが強烈なので、なかなかニオイが取れないし洗うにしても一筋縄じゃいきません。
子猫から迎えた場合は、粗相しやすいかどうかの癖が分からないので、これも「もし粗相する子だったとしても大切に出来る」と思えないと難しいと思います。
後悔した理由4:飼ってすぐに大病した
子猫は特に、体が丈夫じゃないので病院に掛かる回数も多くなりがちです。
動物の診療は保険が効かないため、普通の通院でもまぁまぁの費用が掛かります。
例えば、事故や病気で手術になった場合は、数十万なんて簡単に飛んでいきます。
また、腎臓病など猫がなりやすい治らない病気もあり、継続した治療が必要な場合も、当然お金が掛かりますよね。
そんなにすぐ大病するなんて想像して猫を迎える人は少ないと思いますが、万が一がありますから。
もし大きなケガや病気をしても、治療費を出せるか?
考えてみてくださいね。
後悔した理由5:夜鳴きがうるさい
これは、迎えたばかりの猫や、痴ほう症になった老猫に当てはまる現象です。
猫の夜泣きの声って凄いですよ(笑)
どこからそんな声が出るの?!というくらい、爆音です。
私は初代猫がそれで、お迎えしてから2週間くらい夜鳴きがありました。
初日と2日目が一番ボリュームが凄かったですね…。
集合住宅にお住まいの方は、可能であればお迎えの前に夜鳴きがあるか確認した方が良いです。
そうすれば、マンションなどの上下左右の部屋に先に挨拶に行けますし、出来るだけトラブルにならないように対策できます。
当然ながら、人間も寝不足が続くので覚悟は必要ですよ。
後悔した理由6:猫が夜中に走り回る
猫は夜行性と言われています(否定する書籍もありますが…)。
特に子猫の場合は、大人しく寝る事よりも家中の物に対する好奇心が勝って、なかなか寝ません。
夜中に走り回って、眠っている飼い主を布団の上から踏みまくるなんてよくある話なのです。
猫を飼っている人の間では『大運動会』と呼ばれます。
小さいうちは体重が軽いのでまだマシなのですが、1.5kgを超えてくると寝てる最中に踏み台にされると流石にボディーブローを食らったような衝撃があります(^^;
物音もしますし、神経質な人には完全に安眠妨害の域だと思います。
時間が経てば飼い主側も馴れて、走り回っていても普通に寝られるようになるんですけどね。
また、子猫は遊びに夢中になると加減を忘れるため、朝起きたら、手足や顔に、身に覚えのない引っ掻き傷が出来ている事がありますね…(笑)
番外編:思っていたよりウンチが臭い
この理由は、保護活動をしている知り合いから聞きました。
「思っていたよりウンチが臭くて耐えられない」という理由で、里親希望者にトライアルに出していた猫が戻って来た、という話でした。
まぁ…猫は生きてますし、肉食動物なので。
基本的に肉食動物のウンチは臭いです。人間と変わらない臭さです。
自分の子どもだと思えば、赤ちゃんのウンチと同じですし気にならないと思うのですが…。
他人のウンチは確かに臭いし嫌だけど、私自身は、自分の子どもだと思ったら普通です。
最早慣れたので、「良いウンチ出たね~、偉いね~」って言いながらトイレ掃除してますよ(笑)
嫌な場合は息を止めつつ処理するか、ニオイがなるべくトイレから漏れないように対策するのも手です。
猫との暮らしに後悔しないために必要な事とは?
これは、私個人が感じることなのですが、特に猫を暮らしたことが無い人は
- 衝動的に買わない・飼わない事
- 猫がどういう生き物なのか知っておく
事が必要だと思っています。
インターネットやテレビから発せられる情報では、可愛い側面しか見えないことが多いです。
確かに可愛い。そこは間違いありません。
でも、可愛いだけではないよ、という部分を事前に知っておく事が大切だと思います。
知らないからこそ、ソファーで爪とぎされてショックを受けたり、粗相が直らない子を相手にして嫌になったりするのではないでしょうか。
自分がお迎えする子が、もしかしたら困った癖のある子かもしれない。
そう思って心の中で準備をしておく事で、実際に直面した場合でも落ち着いていられる気がしますね。
私の場合は、初めて粗相された時に「あぁ、これが粗相か…」と脳裏でそっと思いました。
午前5時のことでした(笑)
ただ、後悔した6つの事例を見て、どうしてもこれは許せない、という事があった場合には、心構えがあったところで受け入れることが出来ない可能性が高いです。
お迎えすること自体を考え直さなければいけません。
猫を飼って後悔する理由まとめ
- 指定場所以外で爪とぎする
- よく吐く
- 粗相する
- 飼ってすぐに病気になった
- 夜泣きする
- 猫が夜中に走り回る
- 思っていたよりウンチが臭い
猫を飼いたいアナタ、上記の理由で気になる部分はありませんでしたか?
猫との生活は上記のようなことはありつつも、それを凌駕する魅力があります。
ですので、ここで挙げた理由を見て「嫌だな」と感じるまで行かなければ、きっと猫と幸せに暮らす未来があると思います。
逆に、妥協できない、これは絶対嫌だと思ってしまった場合は、猫カフェや友達の家の猫、ネット上の写真などで我慢するのが最良です。
猫と暮らすための判断材料の1つとして、この記事の後悔理由を心に留めてみてくださいね。