人間と猫では、流れている時間軸が異なるため、歳をとるスピードが違います。
1年に1度、誕生日が来る度に「1歳」「2歳」と数えますが、これは人間の歳の数え方で、猫の1歳=人間の1歳ではありません。
では、人間と同じ数え方でいう『猫の1歳』って、一体いくつなのでしょう?
この記事では、猫の年齢を人間に置き換えたら「今何歳なんだろう?」という疑問に答えます。
あなたの家の猫は、何歳ですか?
是非参考にして数えてみてくださいね。
Contents
猫の年齢早見表|猫の成長スピードを見る
下記に年齢の早見表を作ってみました。
個体差があるので、年齢換算表は、あくまでも目安です。
動物病院や書籍で公表されていますが、1歳の範囲が『~17歳』の物もあれば『~18歳』と書かれたものもあります。
1歳 | 人間の13~17歳 |
2歳 | 人間の24歳 |
3歳 | 人間の28歳 |
4歳 | 人間の32歳 |
5歳 | 人間の36歳 |
6歳 | 人間の40歳 |
7歳 | 人間の44歳 |
8歳 | 人間の48歳 |
9歳 | 人間の52歳 |
10歳 | 人間の56歳 |
11歳 | 人間の60歳 |
12歳 | 人間の64歳 |
13歳 | 人間の68歳 |
14歳 | 人間の72歳 |
15歳 | 人間の76歳 |
16歳 | 人間の80歳 |
17歳 | 人間の84歳 |
18歳 | 人間の88歳 |
19歳 | 人間の92歳 |
20歳 | 人間の96歳 |
猫に限らず動物は、生まれてから大人になるまでがとても早いです。
子ねこの時期は、毎日大きくなっている事が分かるくらい一気に成長します。
順調だと1日に15~20gくらい体重が増えていくので、1ヵ月間で500gくらい大きくなります。
1月前と比べると大きさが全然違うんですよね。
大型種など例外はあるのですが、猫の成長期は大体生まれてから1年間です。
猫は生まれて1年後以降は緩やかに、1年に4歳ずつ年を取っていきます。
ちなみに我が家の猫たちは、今の時点(2019年3月)で3歳と4歳なので、人年齢では28歳と32歳という事になりますね。
何歳までが子猫なの?とっても短い子猫期の話
基本的に『子猫』と呼ばれるのは1歳未満の猫です。
1歳を過ぎると『成猫』、いわゆる大人猫になります。
キャットフードのキトン用も、1歳未満までとなっている事がほとんどです。
子猫期は、とにかく、よく遊んでよく寝る時期。
起きている時には色んなものに興味を持ち、絶えず動き回って、電池が切れたようにコテンと眠ってしまうことが多くあります。
1~7歳は成猫期!老猫になるまでの流れ
1歳~7歳くらいまでが、猫の成猫期にあたります。
フードは成猫用(アダルト)に切り替えが必要です。
筋肉も発達し、毛のツヤやハリが一番良い時期だと言えるでしょう。
子猫の頃に活発で玩具によく飛びついていた子も、2歳~3歳くらいで少し落ち着いてきます。
我が家の猫たちも遊び好きで、飛んだり跳ねたりして思い切り遊ぶタイプだったのですが、3歳を超えたくらいで随分と落ち着きました。
でも、今でも遊ぶのは大好きですよ!
成猫期が、猫の人生では一番活発で多く遊ぶ時だと言われているので、時間をみつけて沢山遊んであげてくださいね。
さらに、5歳くらいまでは活動量が多いのですが、6歳を過ぎると少しずつ代謝が落ちてきます。
そのため、これまでと同じフードを同じ量食べさせていると太ることがあります。
肥満は多くの病気の原因になるため、食事内容にも注意してあげる必要がありますね。
シニア猫って何歳から?
猫は、7、8歳を過ぎると老猫(シニア猫)の仲間入りと言われます。
猫の7歳~8歳は人間で言うと44歳~48歳くらいなので、『シニア=お爺ちゃんお婆ちゃん』とは思えないし、まだまだ若い気がしますよね。
実際に、8歳を過ぎても、毛並みが綺麗で若く見える猫が多くいます。
今は完全室内飼いされている猫が多く、病気やケガが少ないですし、またキャットフードも良質なものが多いため、長く健康でいられる猫が増えたのです。
さらに言うと、ケガや病気の時に病院に連れて行くことが普通になり、不調の時に早急に適切な治療を受けられていることも理由の1つだと思います。
なぜ?完全室内飼いと外出自由な猫の平均寿命には差がある
昔は猫の平均寿命自体が10歳そこそこだったのに対して、近年では15.32歳になっています。(※一般社団法人ペットフード協会参照)
長寿の猫だと20歳を超えます。
とは言え、これは完全室内飼いの猫の話です。
外出自由な猫の場合は、13歳と、家で安全に暮らす猫と比べると明らかに平均的な寿命が短くなります。
更に、完全に外で暮らす野良猫に関しては、2~3年とも言われています。
何故なら、外に出るという事は、室内で生活していれば貰うはずのない病気にかかったり、ケガをしたり、交通事故などの危険が多いからです。
もちろん、完全室内飼いなら必ず15歳まで生きるわけではありません。
若くして亡くなる猫もいますよ。
猫は我慢強い動物なので、体調が悪くても隠しがちで、飼い主が「おかしい」と気が付く頃には、重症化していることが多いのですよね。
でも、私の友人宅の猫やSNSのフォロワーさんの猫で、完全室内飼いで20歳以上の猫を何匹も知っています。
フードの良質化や医療の発達、そして今の時代に合った飼い方をする事は、確実に猫の長寿を伸ばす事に貢献しているのです。
元保護猫の場合は正確な年齢が分からないって本当?
答えを先に言うと、本当です。
生まれた日が確実に分からない場合は、猫の正確な年齢を出すことは難しいと言われています。
何故かと言うと、猫の年齢は
- 口内の状態
- 歯の状態
- 毛並み
- 体格・体重
などの身体の状態で判別するためです。
まだ乳歯が生え変わっていない子猫の場合は、大体の月齢を推測できます。
何故なら、個体差はあるのですが、大体生後4~6ヵ月くらいで乳歯が抜けて永久歯に生え変わるからです。
さらに、野良猫は発情時期が春と秋と大体決まっているので、歯の生え変わりの状態を見て、生まれた月を大よそで逆算するんですね。
我が家の長女猫は8月頭に保護されたのですが、動物病院で「4月半ばから4月後半頃に生まれた子だね」と推測されたそうです。
理由は、まだ乳歯が生え変わっていなかったから。
もし診察段階で歯が永久歯に生え変わっている場合は、本当に「1~3歳くらい」とかザックリした年齢しか判断できません。
猫も年を取ってくると、歯周病で歯茎が赤くなったり歯が無くなったり、毛艶が悪くなったり、関節を痛めやすくなったり、様々な不調が起きます。
そういった状況判断で大体の年齢を推測するので、正確なことが言えないんです。
また、まだ若かったとしても、外での生活環境が悪いと、皮膚や毛並み、口内状態が悪いことが多いので、実年齢よりも年齢を多めに見積もられることがあります。
まとめ:猫は1年でグッと歳を取り、2年目からは4歳ずつ増える
猫の年齢の数え方について、まとめました。
あなたの家の子は、何歳でしたか?
もしまだ追い抜かれていなくても、近いうちにあなたも歳を追い抜かれてしまうでしょうね。
猫は人間の何倍も早く年を取りますが、ずっと子どもみたいな無垢で可愛い存在でい続けます。
老猫になって、ヨボヨボしても、ノロノロしか動けなくなっても、愛らしいままです。
私も、毎年変化を楽しみながら、歳を重ねてゆく愛猫が傍にいる生活を満喫して行きたいなぁなんて思っています。
あなたと、あなたの猫が長く傍にいられますように。