この記事に辿り着いたあなたは、恐らく
「一人暮らしの猫好きで、猫と暮らしたいと思っている」
「猫を飼いたいけど、初めてだから猫に関する基礎知識、必要なものを調べている」
「猫と暮らす上での注意点を知りたい」
など、考えている人だと思います。
私も一人暮らしで猫を飼っていますが、飼うと決めてから実際飼い始めるまで、色々調べて準備しました。
なので、同じように不安な人や猫の事が知りたい初心者さんのために、事前に必要な心構えや注意すべきことをまとめました。
是非参考にしてみてくださいね。
Contents
猫を飼いたい人に最低限必要な条件って?一人暮らしでも大丈夫なの?
結論から先にお伝えすると、一人暮らしでも猫は飼えます。
私自身、猫と共に暮らしている者として「大丈夫」と言い切ることが出来ます。
ですが、猫を飼う前に『飼うための心構えや、飼うための条件が整っているか』を考えて欲しいと思うのです。
何故かというと、自分が望んで飼い始めたにも関わらず、何かしらの理由を付けて、自ら保健所へ持ち込む飼い主が後を絶たないからです。
これから猫を飼う上で必要と思う条件や心構えを書きますが、少しでも納得できなかったり無理だと思うなら、『猫を飼わない方が良い』です。
猫も人も不幸になります。
厳しい言い方になりましたが基本的なことなので、大体の人は『私は大丈夫!』と感じる内容だと思っています。
必要な条件①:ペット可物件に住んでいるか
まず必須なのは、住居がペット可であることです。
一軒家で持ち家なら問題ないですが、あなたが一人暮らしの場合は賃貸マンションに住んでいる事が殆どだと思います。
もしペット不可の物件なのに飼ってしまった場合、お隣の住人がアレルギーを持っていたり、飼っている事がバレたりした時にトラブルになります。
退去を迫られたあげく、引っ越し先にも連れて行けない等の最悪な事態は避けなければいけません。
必要な条件②:家族や恋人のアレルギーを確認しておく
あなたに猫アレルギーがなく一人暮らしだったとしても、恋人にアレルギーがあるかもしれません。
それでも猫は好きだから大丈夫と言ってくれる人なら良いですが、そうでない場合は飼わない方が賢明でしょう。
また、もし今実家の家族と一緒に住んでないとしても、心配なら、家族にもアレルギーが無いか調べた方が良いでしょう。
猫を飼う前に考えて欲しい5つの必要な心構えとは
猫との暮らしは、そののんびり寝ている姿や仕草が可愛く、とても癒されます。
ですが、良い面ばかりではありません。
飼育する前に、知って欲しい、考えて欲しい心構えがあるので、紹介しますね。
心構え①:猫を最期まで看取ることができるか
子猫の時は可愛かったけれど、成猫になったら可愛くなくなった、なんて理由で飼育放棄する人がいます。
一度飼い始めた猫は、何があっても最期まで面倒を見る覚悟を持ってください。
ただ、今の段階では「大丈夫!」と思っていても、泣く泣く愛猫を手放さなければいけなくなるかもしれません。
最低限、万が一自分が飼えなくなったらどうするか?も併せて考えておく必要がありますね。
心構え②:プライベートを犠牲にできるか
猫と一緒に暮らすと、プライベートより猫が優先になることが多いです
・なかなか旅行出来なくなる
・猫の急な体調不良で予定が狂うことがある
など…基本的に猫中心の生活になるので、それを許容できるかはとても大きなことですね。
猫は飼い主のお世話無しでは生きられません。
猫に割く時間が作れない、お世話なんて面倒と思うのであれば、SNSなどのネット上の画像で我慢する方が良いでしょう。
私自身は、自分のご飯を作ったりお風呂に入るの面倒くさい…と思う人間ですが、猫たちのお世話が面倒だと思った事は不思議とありません。
人に何かしてあげるのが好き、お世話好きな人は、動物との生活には向いている気がしています。
心構え③:緊急時の預け先を確保できるか
もし、急な出張などで家を空けなければならなくなった時、猫のお世話を頼める人はいますか?
・実家の家族に頼む
・近くに住む猫好きの友達にお願いする
・ペットホテルに預ける
・ペットシッターさんに依頼する
など、自分の生活環境や猫の性格などを踏まえて、可能な方法を考えておきましょう。
心構え④:粗相や爪とぎをカーペット等でされても許せるか
大体は教えればトイレを覚えますが、カーペットや布団に粗相をする猫もいます。
爪とぎを用意しても、壁や木の柱、ソファーで爪研ぎをする猫もいます。
因みに私の家には2匹猫がいますが、どっちもソファーで爪とぎしますよ。上の写真がそれです(笑)
また、遊ぶ時間が減ったりしてストレスが溜まるとトイレ以外で粗相する子が1匹います。
個体差があるのでしない子はしませんが…一緒に住んでみないと分からないので、これを「仕方ないなぁ」と笑って許せない人は猫を飼うことをよく考えてみてください。
心構え⑤:猫と暮らすにはお金がかかる
当然ながら、猫と一緒に暮らすにはお金が掛かります。
しなければいけない事、用意すべきものがあるからです。
まず、飼い始めの頃に必要なこと、必要最低限の物は下記のとおりです。
病院代 | 白血病や猫エイズ等の病気の検査、ワクチン接種費用など |
---|---|
猫グッズ代 | 通院用キャリーバッグ、トイレ、猫砂、爪研ぎ |
そして、猫が天寿を全うするまで必要なこと、物も見てみましょう。
ご飯代 | ドライフード、セミウエットフード、ウエットフードなど |
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猫グッズ代 | 猫砂、爪とぎ、玩具、猫ベッド、キャットタワーなど |
病院代 | 怪我や病気の治療・薬代、健康診断、ワクチン、フィラリア対策など |
どうしょう?
詳しい金額は後程書きますが、これだけの物が必要なことは頭の片隅に置いておいてくださいね。
心構え⑥:老猫・障害のある子を介護できるか
猫を最期まで看取る覚悟があるか?という問いと似ていますね。
近年では完全室内飼いが推奨され、家の中で安全に過ごしている家猫の寿命は延びています。
平均寿命は大体12歳くらいと言われています。
長く生きられるようになり、10歳を超えてくると人間のお年寄りと同じように【認知症】になる猫もいます。
足腰が立たなくなって、寝たきりになる猫もいます。
若くして大きな病気になってしまい、生涯の投薬と通院、また、障害が残る場合もあるのです。
そんな時、献身的なお世話が出来ますか?
介護なんて面倒くさい、もう介護なんてやりたくない…そんな風に思う事はないのだろうか…?
面倒を見切れない、という理由で、長年一緒に暮らした年寄り猫を保健所に持ち込む飼い主が後を絶ちません。
猫を飼う前に、よく考えなければいけないですよね。
猫を飼う前に買い揃えておきたい最低限の猫グッズは?
厳しい事も書きましたが、それでもやっぱり猫を暮らしたい!と思ったら、最低限、買い揃えないといけない猫グッズがあります。
猫グッズ①猫トイレと猫砂を揃えよう
私は、猫と暮らす上で最も重要なのは、猫トイレと猫砂(トイレ砂)だと思っています。
猫はとてもデリケートな動物で、トイレの形状や大きさ、設置場所、砂の種類に拘りがある子が多いです。
我が家の猫も設置場所と形状に好みがあり、よく使われるトイレと、あまり使われないトイレが存在します。
もしもあなたが人から猫を譲り受ける場合は、元々使っていたトイレと同じタイプにして、猫砂も同じにするのが良いでしょう。
もしそうでない場合は、ネットショップで検索したり、周りの猫飼いの先輩に聞いたりして参考にしましょう。
飼い主としては、すのこタイプのトイレが掃除も楽ですね。
我が家も、すのこタイプのシステムトイレです。
ですが、システムトイレを好まない猫もいます。
私は自分の猫が好きな猫砂を探すために、一番最初は複数の砂を買ってテストしました。
猫グッズ②爪とぎを揃えよう
爪を研がない猫はいないので、爪研ぎは猫と暮らす上で必須だと思って下さい。
爪とぎがあっても家の壁や柱で爪を研ぐ子はいますが、爪とぎが無い場合はまず間違いなく家のどこかで研がれます(笑)
爪とぎの種類も『段ボール製』『麻縄製』『木製』など色々あります。
その中でも通販サイトや猫友さんの間でよく見聞きするのは『段ボールタイプ』と『麻縄を巻いたポールタイプ』の2種類です。
因みに、我が家の2匹の猫は『段ボールタイプ』でも『麻縄を巻いたポールタイプ』でも爪を研ぎます。
ですが、友人の家の猫は『段ボールタイプ』の爪研ぎは使わないそうです。
個体差があるので難しいのですが、まずは『段ボールタイプ』と『麻縄ポールタイプ』の両方を買って、拘りを見つけてあげるのをお勧めします。
部屋が狭い場合の猫が喜ぶ家・住環境とは?
猫と一緒に暮らすのに、それほど家の広さは重要ではありません。
特に一人暮らしだと、ほとんどの人が1Kや1Rの間取りに住んでいると思いますが、猫を飼うのに全く問題はありません。
ちょっとした工夫で、多少狭くても猫が退屈しない家になります。
上下運動が大事!家具の配置やキャットタワーで工夫する
猫にとっては、部屋の広さよりも、上下運動ができるようにしてあげる事が大切です。
そのために、階段のように段々に本棚やタンスの配置を工夫して並べたり、キャットタワーを設置してあげるなど、方法は沢山あると思っています。
猫は高い場所が大好きで、そこから窓の外を眺めたり、室内にいる人間のことを観察したりして、気ままに過ごすのが好きなのです。
猫は隠れる場所があると安心できる!逃げ場所を作る
猫は、もともと狭い場所が好きな子が多いです。
恐怖や危険を感じた時に逃げ込める場所があると安心できます。
普段から、何かあった時に身を隠せる場所をいくつか用意してあげてください。
我が家の場合は、来客時や掃除機を使う時に、高い場所や狭い場所に逃げています。
人の手が届かないキャットウォークの上、寝室のベッド下や、ソファーの下、キャットタワーのハウスの中に隠れることが多いですね。
後悔しないために!家の中で起きやすい事故は対策して防ぐ
完全室内飼いの猫は、外で放し飼いされている猫と比べると交通事故や虐待の危険は少ないです。
ですが、全く危険がないわけではありません。
特に子猫の場合は好奇心が強く、事前に対策しないと命に係るような事故が起きてしまいます。
また、成猫だったら事故が起きないかというとそんな事は無いので、同じように対策は必要です。
対策①電気コードをガードして感電の危険性をなくす
猫の中には、見えている電化製品のコードを噛んでボロボロにしてしまう子がいます。
感電の可能性があり、とても危険です。
もちろん噛まない子もいるのですが、対策するに越したことはありません。
100円ショップでもカバーが売っていますので、取り付けて対策しましょう!
対策②紐やゴム類は出しっぱなしにしない!
紐や、輪ゴム、髪ゴムに興味を示す猫はとても多いです。
誤飲も多く報告されています。
「こんな大きいなものは飲み込めないだろう」なんて考えは甘く、猫は髪ゴムや30cmくらいある紐を簡単に飲み込むことができます。
飲み込んだものが喉に詰まったり、胃に溜まったり、腸に詰まって腸閉塞になったり、命に係るような自体に陥ることがあるのです。
レントゲンや開腹手術など、大掛かりな検査・処置が必要な場合も多々あります。
そんな事態を防ぐためにも、必ず猫の手が届かない高さや場所に片づけておくようにしてくださいね。
対策③転落、閉じ込めに注意する
猫は、基本的に足音がしないため、気が付いたら足元にいる事も多く、踏みそうになったり蹴りそうになることも結構あります。
後を追って来ている事に気が付かずに、ベランダや、洗面所や普段解放しない部屋、クローゼットに閉じ込めてしまう事があるので注意が必要ですね。
誤ってマンションのベランダから飛び降りで大怪我をした、または亡くなった、という話を聞く事もあります。
自分のいる空間に猫が付いてきていないか、必ず確認するようにしましょう。
かくいう私も、猫を30分くらい洗面所に閉じ込めてしまった経験があり、部屋にいない事に気づいた時は家中を探し回りました。
最後は、もう1匹の猫が居場所を教えてくれて見付けることができたのですが、生きた心地がしなかったです…。
対策④風呂の水を抜いて火傷やパニックになるのを防ぐ
お風呂の洗い場のタイルで涼んだり、湯船の蓋の上に乗って寛ぐ猫も多くいます。
湯船の形は丸く滑りやすいため、お湯が溜まっている中に落ちた場合、湯が熱すぎて火傷をしたり、パニックになって怪我をする場合があります。
また、飼い主さんが外出しているタイミングだった場合、湯船から出られずに溺れる事もあるのです。
好奇心旺盛な猫は湯船の中の水に興味を示すことがあるのですが、体が水に濡れるのを嫌がる子が殆どです。
湯船に落ちないよう、普段からお湯・水は必ず抜いておきましょう。
猫を飼うのは犬より楽って本当?猫飼いのリアルな本音
猫は、犬みたいに散歩が必要ないし吠えないし「飼うのが楽」というフレーズを聞く事があります。
猫を飼っている身からすると、「猫は猫で飼うのは大変」というのが答えです。
基本的に人間がお世話をしないと生きていけないのは犬と同じですし、生き物を飼う上で『楽』な事はありません。
と、私は思っています。
猫に散歩は必要ないけど遊ばないとストレスが溜まる
猫は犬と違って、朝晩決まった時間の散歩が必要ありません。
ですが、遊んであげないとストレスが溜まります。
特に猫を1匹だけ飼育している場合には、キャットタワーなどを設置しただけでは、ストレスを発散できません。
飼い主のあなたが、時間を割いて玩具で遊んであげる必要があります。
最低でも1日5分以上、遊ぶ時間を作ってあげてください。
可能な時には、猫が疲れたり飽きたりするまで付き合ってあげて欲しいと思います。
猫の飼いはじめの飼育費用とは
飼い始める前に、第一に病院で検査やワクチンが必要になります。
猫と暮らし始める経緯によっては必要ない場合もありますが、簡単にまとめますね。
・ノミ、ダニ駆虫薬:1,000~7,500円(薬の種類による)
・白血病、猫エイズの検査:5,000円前後
・ワクチン接種:5,000円前後(種類による。子猫の場合は2~3回必要)
そして、その他、猫の住環境を整える準備として下記のようなものがあります。
・通院用のキャリーバッグ
・猫トイレ:1,500~8,000円
・猫砂:1,500~4,500円(量、種類による)
・爪研ぎ:500~4,000円(種類による)
正直猫グッズの方はデザインや形状など、種類によって価格差が大きいのですが、飼い主側の予算と猫側の好みで決まります。
最初は好みが分からないと思いますし、どうしても出費が嵩みがちです。
猫を飼い続けるために掛かる飼育費用とは
飼いはじめにもお金は必要になりますが、当然、飼い続けるのにも費用がかかります。
ここで載せたものは最低限なので、猫が病気や怪我をした場合は更にかかると思って下さい。
キャットフード代:2,000~5,000円
フードの種類によって、金額は大きく違います。
原材料に拘って作られている『プレミアムフード』と呼ばれるものや、病気の猫専用の『療法食フード』は比較的高いです。
特定の通販サイトや、動物病院でしか買えないフードもあります。
ただ、高いご飯を食べていれば健康で長生きするという事でもないので、猫のご飯にどこまで拘るかは飼い主次第なところがあります。
ペット保険代:年齢が若ければ若いほど安い
必須の飼育費用ではないのですが、猫も若くして大病する場合もありますし、保険に入っておくと安心です。
ペット保険も人間の保険と同じで、年齢が若い方が月々の費用が安くなります。
保険会社によりますが、保険に入っておけば3割~5割負担で済むことが殆どです。
会社毎に、その種類や料金、補償内容が違いますので、もしペット保険に入るのであれば複数の会社を比較しましょう!
怪我、病気の時の医療費
怪我の内容や病気の種類で、費用は異なります。
ですが、基本的に怪我や病気はするものと思っていた方が良いです。
私の家の2匹は、あまり病気や怪我をしない子、よく病院通いする子がそれぞれいます…。
我が家の場合なのですが、通院回数や費用を比べると、病気・怪我が少ない子と多い子では、5倍くらい違いますよ。
同じご飯、同じ環境なのですが、大人しい子とお転婆な子など性格もあるし、体質もあると思っています。
病気予防のための医療費
病気の予防・早期発見のため、ワクチン接種と健康診断を定期的に行う事も大切です。
・ワクチン:5,000円前後(種類による)
・健康診断:平均15,304円(動物病院や受ける検査によって差が出る)
・フィラリア、ノミダニ予防:1,500円前後(種類による)
見た目が元気そうでも病気を患っていたり、病気の一歩手前の状態ということも有り得ます。
猫は体調が悪い事や病気自体を隠します。
飼い主が見た目等で病気に気づく頃は、すでに重症化していることが殆どです。
予防のために、私も健康診断とワクチン、ノミダニ予防を欠かさないようにしています。
猫ベッドや玩具などのグッズ代
一度買うと、壊れたり使えなくなるまで使えるので、そこまで頻繁に買う必要はありません。
ですが、可愛いデザインのベッドを見つけたり、この玩具は喜びそうだな~と思うと、ついつい買ってしまう飼い主心です(笑)
家を留守にする場合のペットホテルやペットシッター代
生後半年以上であれば、1泊くらいなら、猫は1匹でもお留守番できます。
ただ、夏や冬など、熱中症や膀胱炎の心配が増える季節は、信頼できるペットシッターさんにお願いすると安心ですよ。
こちらもお値段はピンキリです。
私がいつも依頼するシッターさんだと、1日1回、朝か夕方に来ていただいて、交通費込みで1日3,000円くらい。
シッティングの内容として、【猫たちの様子を確認】【ご飯の給仕】【水の交換】【トイレ掃除】【遊ぶ】、この5つをお願いしています。
将来の介護費用
将来介護をしていく際に、家で面倒を見る場合と、老猫ホームに預ける場合とがあります。
家で介護するなら、病気などの治療処置、薬の費用が必要ですよね。
もし老猫ホームを利用する場合は、預け方でかかるお金は変わります。
預け方には種類が複数あり、『短期』『1年』『終生』など…施設によって違いはありますが、大体このような感じです。
入居費(入所金)として10万~26万ほど。
認知症や大きな病気をしている場合は、別途お金が掛かることもあるそうですが、
・短期(1ヶ月):8~10万/月
・1年:35~50万くらい/年
・終生:90万前後
かかると考えていた方が良いでしょう。
持病があったり認知症になったり、特定のケアが必要な場合は別途料金がかかりますので、注意が必要です。
猫を迎え入れる方法は?自分に合った選択をしよう
最近では、インターネットの普及で、昔よりも色んな情報が手に入ります。
猫を飼うために、保護団体や保健所から迎える選択肢も普通になりました。
私自身は、保護団体さん、保護された個人の方からそれぞれ猫を迎えましたが、家族として迎え入れるのに方法は関係ないかなと考えています。
勿論、里親になる選択は良いことだと思っていますよ。
とは言え、条件が厳しい場合が殆どですし、里親を希望してもなれない事があることも理解していますので…。
あなたに合った方法で、運命の猫と出会ってください。
どんな方法だったとしても、迎えた後は大切にすれば良いんですからね。
方法①:保護団体、保護ボランティアから里親として迎える
テレビなどでも取り上げられる事が増えましたし、保護猫を里親として迎えたいと考える人は増えたように思います。
ただ、悲しい事ですが譲り受けた猫を虐待するような方がいるので、条件は厳しめです。
ネットには里親募集・応募のためのサイトがいくつもあります。
私も同じようなサイトから一緒に暮らす猫を探しました。
結果として、私は保護団体と個人のボランティアの方から、それぞれ譲り受けて里親になりました。(タイミングは別ですが)
保護団体さんの時には、里親希望の問い合わせから正式譲渡まで、下記のような感じでしたよ。
①サイト経由で掲載中の保護猫の里親になりたいと問い合わせ。
フォームで下記を送付(サイト毎に内容は違います)
・家族構成
・年齢
・家の間取り
・持ち家か賃貸か
・ペット可住居か
・動物の飼育歴
②保護猫の預かり先や家に行ってお見合い
③相性を見てトライアル決定
④トライアルのため、後日、家に保護猫を届けに来てもらう。
同時に、家の中が飼育環境として適しているか見てもらう。
⑤2週間のトライアル後、正式譲渡決定。
晴れて『うちの子』と呼べる状態に!
因みに、個人のボランティアさんの時には、お見合いとトライアル開始が同日で、私が猫を連れて帰る形でした。
個人ボランティアさんには、先住猫がいることや事前に家の中を写真で見ていただいたので、連れ帰る形でもOKでした。
団体・個人ごとにやり方が違うのですが、大体こんな感じです。
年齢や性別、家族構成によっては申し込み不可なこともあるので、事前によく条件を確認してくださいね。
方法②:友人・知人から迎える
友人・知人から譲り受ける場合、事前のお見合いやトライアルというのは少ないのかもしれません。
顔や名前、家の場所を知っているなど、知り合いならお互い安心できますよね。
恐らく、お相手のお友達や知人の方も、できれば知り合いに譲りたいと考えていると思うのです。
もし身近に猫の譲り先を探している人がいたら、里親に立候補してみるのも手ですよ。
方法③:ブリーダーから譲り受ける
好きな猫の種類があって、ブリーダーさんから迎えたいという考えもありだと思います。
私の友人で、猫をブリーダーさんからお迎えした人が何人もいます。
あなたの好きな猫種をブリーディングしている方のサイトや、専用の登録サイトから子猫を探せたりしますので、そこから問い合わせましょう。
方法④:ペットショップで買う
ペットショップで生体販売を禁止するような動きや考え方が広まりつつありますが、理由あってペットショップから猫を迎える人も多いです。
最初は里親を希望していても、条件が厳しくて、嫌な目に合って心が折れてしまったり。
ペットショップで売れ残って大きくなり、狭いケージの中で展示されている子を見て可哀相になって引き取ったり…。
事情は色々あると思います。
私の周りにも、諸事情があってペットショップで猫を購入し迎えた職場の先輩、友人がいますよ。
結果として、猫は今とても大切にされていて幸せに暮らしているので、良いと思います。
【番外編】:捨て猫を保護する
捨て猫を保護するのは、自分の決めたタイミングではありません。
猫は春と秋に発情期を迎えるので、3月~6月、10月~12月辺りは野良の子猫が生まれる時期です。
家の周りに野良猫が多い環境であれば、猫を保護する可能性も出てきます。
私は経験がないのですが、病気や怪我でグッタリした子猫、1匹で鳴いている子猫、車のボンネットにいた子猫、捨てられた子猫など、保護したという話は多く聞きます。
偶然とは言え、出会い、保護したのであればそれも縁です。
猫が好きで、飼える条件が揃っているのであれば、そのまま自分の家の子として迎えてあげてください。
猫を飼いたい初心者のためのガイドまとめ
猫を飼うにあたって、必要なもの、心構え、注意すべきことなどをお伝えしました。
あなたの疑問や不安が解消されていれば嬉しいです。
猫には不思議な魅力があります。
同じ空間にいるだけでホッとするというか、人にほんわかした安心感を与えてくれるんですよね。
この記事では厳しいことも書きましたが、猫が好きで、心構えや色々な条件が揃っているなら、是非一緒に暮らすパートナーとして考えてみてください。