『麦わら猫』という猫の種類を知っている人は、一体どれくらいいるのでしょう?
少なくとも私は、自分の家に麦わら猫を迎えるまで、そんな種類の猫がいることを知りませんでした。
この記事では、麦わら猫の見た目(毛色)の特徴や性格をまとめます。
(私が『麦わら猫』って何?と疑問を持った時に調べた・知った事です)
あなたの家の麦わら猫ちゃんの参考になると嬉しいです。
是非ご覧になってくださいね。
Contents
麦わら猫とは?被毛と性別からみる特徴
麦わら猫は、キジトラと赤トラ(茶トラ、またはオレンジ)が混ざった毛色で、縞模様があるのが特徴の猫です。
正式名称は、ブラウンパッチドタビーと言います。
柄が似ていることから、キジトラ猫やサビ猫、べっ甲猫と間違われることも多い猫種かと思います。
キジトラ猫の場合は、茶色地に黒い縞模様ですが、麦わら猫は縞模様に黒とオレンジが混ざっています。
麦わら猫の毛色は、三毛猫と同じで雌が持っている茶色(赤色)の遺伝子が特徴として現れたもので、ほぼメスしかいません。
我が家の麦わら猫もメスです。
うちの麦わら猫の場合は、トラ柄が少なくてサビ・べっ甲猫に近い感じなのですが、どう違うのか見て行きましょう♪
麦わら猫とサビ猫って何が違うの?べっこう猫とも比べてみた
実は我が家の麦わら猫は、保護主さんから「サビ猫です」と言われて譲り受けた子です。
確かに、うちに向かえた生後1ヶ月半頃は、今より黒っぽい色がメインの斑の毛色でした。顔と手足の内側・お腹、尻尾には細い縞模様がありました。
でも背中の柄は黒っぽいまだらで…どちらかというとキジトラに似ていて、私が知っているサビ猫とは少し違っていたんですよね。
私の錆猫のイメージは、黒がメインでオレンジの毛がまだらに少し入っている、みたいな物でしたから。
うちの麦わら猫は、見た目だけで言うと、ブルーのアビシニアンみたいだったんですよ(笑)
少々不思議に思いながらも、迎えた当初は「こういうサビ猫もいるんだな~」と無理やり納得しました。
でもやっぱり「この子は本当にサビ猫なのだろうか?」という疑問が抜けず、色々と調べているうちに『麦わら猫』に行き着いたわけです。
麦わら猫とサビ猫・べっ甲猫は縞模様の遺伝子の有る無しで分けられる
簡単に言うと、麦わら猫と、サビ猫・べっこう猫の違いは、縞模様が有るか無いかです。
縞模様の有る無しは、被毛の出方を決定する遺伝子が関係しています。
そもそも、麦わら猫とサビ猫では、遺伝子の種類が別物…という事なんですよね。
縞模様があるのは『麦わら猫』、縞模様が無い黒色の毛がメインだと『サビ猫』、赤色がメインだと『べっこう猫』となります。
因みに、縞模様の遺伝子の有る無しは、単純に体に縞模様が有るかどうかだけで見分けるわけではありません。
縞模様の遺伝子を持っている猫には、
- 目の周りの色が抜けて白っぽい
- 口周りやアゴの色が抜けて白っぽい
- 耳の淵が被毛と同じ色
という特徴があります。
サビ猫の特徴って?
サビ猫は、正式名称でトーティシェルと言います。
日本固有の呼び名で『ぞうきん猫』という言い方もありますね(本当に失礼な話)。
その特徴は独特な柄にあります。
毛色が黒と赤(オレンジ)のまだら模様で、黒色が多い場合は『サビ猫』と言われます。
サビ猫は、黒い被毛に縞模様がありません。
べっこう猫の特徴って?
べっこう猫は、サビ猫の一種なのですが、サビ猫よりも麦わら猫と似ていて混同されやすい猫種です。
毛色はサビ猫と同じで黒と赤のまだらですが、べっこう猫は赤い色が多いのが特徴です。
その呼び名の通り『べっこう』と似た色をしています。
縞模様の遺伝子を持つ場合は、口周りや耳の色が抜けて白や肌色になるので、口周りや耳の淵が被毛と同じ色なのも特徴ですね。
麦わら猫の性格は慎重で警戒心が強い…ホントなの?
猫の性格は、父親の性格を濃く受け継ぐと言われています。
ただ、色々な本や雑誌で特集が組まれるくらいには、毛色や柄による性格の偏りはあるのでしょう。
短毛か長毛かでも違いますし、そもそも育った環境、成長過程でどの程度人と関わっているのかでも違いがでます。
あくまで参考程度に「あ、この部分はうち子合ってるな」とか楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。
麦わら猫の性格1:気が強い
麦わら猫の性格の1つに、気の強さが挙げられます。
非常に猫らしいというか、猫特有の性質を持っている気がします。
うちの場合は、我が道を行く感じです(笑)
どちらかと言うと、人より猫に対して気が強くてワガママ。
悪戯をして私に叱られても屁のカッパ!長女猫に対しても、よく小さなケンカを吹っかけています。
でも最後は負けるんですよね…そしてまた懲りずに繰り返しチョッカイを出すのです…。
麦わら猫の性格2:慎重で臆病
麦わら猫はほとんどが単独行動を好む傾向があるようです。
高ビーで人に懐きにくいと言われている三毛猫よりも、慎重で人に懐きにくい性格なのだそうです。
うーん…これは正直うちの麦わら猫には当てはまりません。初めての物は多少警戒しますしビビりなので、臆病と言われればそうかな?
ですが、人に慣れるのは割と早い子で、私の友人やペットシッターさんにも自分からスリスリゴロゴロします(笑)
麦わら猫の性格3:警戒心が強い
同じような縞柄を持つキジトラ猫が野性味の強い性格なのですが、この地模様を持っている麦わら猫も、同じように警戒心が強い傾向があります。
警戒心に関しては、我が家の麦わら猫もそれなりにはありますね。
でも自分から私以外の人にも甘えに行くし、警戒心が『強い』かというと微妙…です。
麦わら猫の性格4:遊びは大人しい傾向がある
麦わら猫は、遊ぶ時に我を忘れて走り回るようなことはそんなに無いそうです。
…これもうちの子にはそんなに当てはまらない…。
玩具に対する拘りが強いので、好きじゃない玩具には見向きもしません。
でも、好きな玩具だと隣の部屋に居ても飛んでくるし、猛ダッシュして追いかけますよ!
うちの麦わら猫の性格は、気は強いけど自由奔放な甘えん坊!
やっぱり、ひとくちで『麦わら猫』と言っても色々だなと思います。
前項で書いた麦わら猫の性格は、ネットの情報や友人から聞いた家の子の性格をまとめたものなのですが、我が家の麦わら猫に当てはまっているかと言うと、4~5割くらい?(笑)
その通り!と思ったのは『気が強い』という部分くらいかもしれません。
うちの麦わら猫の場合は、背中の模様が『縞がない、べっ甲柄』です。
実は、実の母猫が灰色のサビ猫なのです。
そのため、猫種による性格診断をまとめていて、サビ猫の性質を受け継いでいるのかなぁ?錆猫の性格と近いなぁと思うところが多々ありました。
ザックリ言うと、気が強くて悪戯好き。そして気分屋で、たぶん賢いです。
今自分が叱られるような悪い事しているのを分かっていて、それでも実行し続けるとか、叱っている私を無視する等があります。
甘えたい時はベタベタで満足するまで撫でて欲しいし、長女猫の都合は考えずにグルーミングして!ってグイグイ甘えに行きますが、そうじゃない時との温度差が凄い(笑)
何とも憎めない可愛い子です。
麦わら猫の特徴と性格まとめ
あなたの家の麦わら猫ちゃんは、どんな子ですか?
・気が強い
・慎重
・警戒心が強い
・遊びは大人しい
に当てはまっていますか?
もし全然当てはまらなかったとしても、人間と同じでそれぞれ個性があるはずですし、育った環境でも差が出来るのです。
その子の個性として、受け止めてあげてください。