究極を言うと、猫が首輪を嫌がる場合、ストレスになるので着けないのが一番良いです。
…ですが、飼い主には飼い主側の、着けて欲しい理由がありますよね。
実を言うと、私も最初嫌がられて、首輪に関しては試行錯誤しました。
でも今は問題なく着けてくれています。
私の試した事が全ての猫に当てはまりはしないでしょうけど、参考にして貰えると嬉しいです。
Contents
猫に首輪を着ける理由とは?脱走や迷子時の対策の1つ
猫に首輪を着けることに対しては、賛否両論あります。
もともと自然な状態ではないですから「首輪なんて可哀そう」という意見もあることは知っています。
でも、私自身が首輪を選択したのには、大きな理由があるんです。
私自身は、一緒に暮らしている2匹の猫に、それぞれ首輪と迷子札を着けて貰っています。
うちの猫に首輪をしている理由は、万が一脱走した場合でも、パッと見で「飼い猫かも?」と思って貰えると思うからです。
私にとっては、もしもの時の対策の1つが首輪で、ある意味保険のような意味合いがあります。
猫に首輪を着けるメリット
私が猫に首輪を着ける理由は前項で説明しましたが、実際に首輪を着けることでのメリットもあると思っています。
メリット1:もしも迷子になっても、戻ってくる確率がUPする
首輪をしている猫は、その首輪そのものが自分の家の猫である、という証になることがあります。
もし万が一脱走して迷子になった場合でも、「この子は飼い猫かな?」と思って貰えるでしょうし、首輪に迷子札が付いていれば更に戻ってくる可能性が高くなりますよね。
首輪の模様や特徴が分かるような写真が残っていると、なお良いと思います。
メリット2:迷子対策ついでにオシャレもできる
我が家の猫は、大変ありがたいことに現在は全く首輪を嫌がりません。
私が首輪して欲しいと思っているので大人しく着けてくれるのは本当に助かる。
そんな感じで猫達が嫌がらないため、首輪はなるべく私の好みで可愛いと思う物を選んでいます。
だって「うちの子可愛いでしょ?」って見せびらかしたいじゃないですか…!!(親バカでサーセン)
ただ、当然首輪を着けることのリスクもあるので、知っておいて欲しいです。
猫に首輪を着けるデメリット
首輪は迷子対策にもなるし、可愛いデザインのものも沢山あるし、着けてくれたら良いですよね。
でも、良いことだけでもないので、頭の片隅に置いておいてください。
デメリット1:不慮の事故で首が締まることがある
私もSNSで見かけた話なのですが、首輪が引っかかって首が締まる事故があるのだそうです…。
私は猫を飼う前にこの話を知って、猫の首輪は外れやすいセーフティータイプのものしか買わないようにしています。
実際に着ける前にも、自分自身で引っ張ってみて、どれくらいの力で外れるのか試してから使用するように気を付けています。
過去に帰宅したら猫の首輪が外れていた事が何度かあったのですが、きちんと外れているな…とホッとします。
デメリット2:首輪跡が付いたり、ハゲることがある
これは我が家の猫にも当てはまるのですが、首輪は付けっぱなしにしていると首輪跡がつきます。
我が家の場合は、ブラッシングの時と首輪を洗濯する時には外しますが、基本的にずっと着けています。
なので、首輪跡は付きますね…。
なるべく付かないように、細目にブラッシングしてあげると良いですよ。
また、首輪の素材が体質に合わない、キツめに着けている、などが理由で首輪が当たる箇所が禿げることがあります。
実は、うちの長女猫が市販の首輪で禿げが出来ました…。
SNSでフォローしている首輪作家さんの首輪に変えてからは、該当部位のブラッシングとマッサージを頑張ってやっていたらハゲが改善されました♪
なるべくストレスにならないように首輪を着けるためには
こちらがどんなに首輪を着けて欲しくても、猫の方が嫌がることが結構あります。
特に多いのは、小さい頃から首輪を着けていない場合です。
・鈴を気にする
・首輪自体を気にする
いくつか嫌がるパターンがあるかと思いますが、我が家の場合は長女猫が首輪自体を嫌がりましたね…最初。
もし鈴を嫌がっているようなら、鈴は是非外してあげて欲しいと思います。
猫の耳はとても発達していて、人間で言うと耳元で鐘を鳴らされているような状態だからです。
うちはもともと鈴なしタイプだったので首輪自体を嫌がられたのですが、どうやって慣らしたのか詳しく説明していきますね。
対象が成猫(大人猫)の場合:装着感のない首輪から試す
うちの猫は鈴の音を気にするだろうな~と思っていたので、初めから鈴付きの首輪は選択肢に入れませんでした。
市販の普通の首輪だったのですが、当時生後6ヵ月くらいだった長女猫は暴れて嫌がって…。
なるべく気にしないタイプの首輪が無いか、かなり探しました。
で、行き着いたのが56nyanさんの『子猫用はじめて首輪』というものです。
軽くて締め付けのない首輪なんですよ。
今見たら、以前より柄が増えていて可愛いのが沢山ありました(笑)
私が買った柄はもう無いみたい…。
子猫用というだけあって、安全面を考慮して金具類は一切なし、バックルではなく、ボタンで留めるタイプです。
バックルが使われていないことで、首輪自体が軽くて。
この首輪を試した時、長女猫は生後9ヵ月頃だったんですが、前の首輪で暴れまわったのがウソみたいに普通に着けさせてくれました。
まるで着けていないんじゃないか?ってくらい、気にする素振りもなくて、拍子抜けです。
子猫用はじめて首輪に欠点があるとすれば、かなり外れやすいという部分ですかね。
慣れてくると首輪の外し方を自分で覚える子もいますし、ヤンチャな子だと走り回っている内に外れてしまうという事もあります。
もちろん、全ての猫がすんなり着けさせてくれるわけではなく、必ず上手くいくとは思っていません。
現に、はじめて首輪でもダメだった知り合いの家の猫を知っています。
でも試してみる価値はあると思っています。
この『はじめて首輪』を4ヶ月ほど使って慣れたら、以前暴れてダメだった市販の首輪も着けさせてくれるようになったんですよね。
対象が子ねこの場合:小さいうちから慣らす
このパターンは、うちの次女猫に当てはまります。
長女猫の時の経験があったので、次女猫には早くから首輪を着けていました。
着け始めたのは、生後3ヶ月くらいからです。
小さくて合うサイズが無いし、おさがりの『子猫用はじめて首輪』を(笑)
当時は一番小さいサイズにしても、ブカブカでした…。
首輪が大きすぎて引っかかったら危ないので、最初は私が傍にいる時だけにして、徐々に慣らしました。
全猫対象1:慣れるまで短時間だけ着ける
もしも首輪を着けるのを気にする素振りがあるなら、慣れるまでは時間を決めて短時間だけ着けるようにしましょう。
最初は10分、ちょっと慣れてきたかな?と思ったら20分、大丈夫かも?と思ったら30分くらいを目安にするのが良いですよ。
慣れたら、事故に気を付けながら常時着けてみてください。
全猫対象2:気にならないくらい玩具で思い切り遊ぶ
首輪を着けている最中に気にして落ち着かない場合は、好きな玩具で釣って思い切り遊んでみましょう。
首輪を気にしていても、玩具で誘うと忘れて遊んでくれることがあります(笑)
思い切り遊んだ後、また少し気にする素振りがあったら、上の『短時間だけ着ける』と併せながら試してみてください。
猫が首輪を嫌がる時の対策まとめ
猫に首輪を着ける時、最初にためして欲しいのは『装着感のない首輪』です。
一度嫌だと覚えてしまうと、何かを首に着けること自体嫌になってしまう可能性が高くなってしまいます。
可能な限り、小さい頃から慣らすのが良いです。
これで我が家は、長女猫も次女猫も首輪を嫌がらない子になりました♪